2013年01月24日
５０年代の太陽族とロカビリー族
５０年代の太陽族とロカビリー族
１９５６年、現東京都知事の石原慎太郎が「太陽の季節」で芥川賞を受賞した。終戦後の混乱期に乱れた生き方をする若者たちの姿が描かれた小説だった。それを原作にした映画の封切りと同時に、登場人物の俳優たちのファッションを真似た若者たちが出現した。そうした若者たちが太陽族と呼ばれるようになった。スポーツ刈りの前髪を短く刈りそろえずに額に垂らしたヘアースタイルだ。服装はアロハシャツが定番で、マンボズボンをはき、ツートーンカラーの靴にサングラスをつけるスタイルだった。 マンボズボンは、その後のロカビリーファッションにも引き継がれて、５０年代のトレンドになったロカビリー族は５０年代後半に出現した若者のスタイルだ,ムートンブーツugg。当時のアメリカで流行していたロカビリーという新しい音楽が、日本でもブレークした。プレスリー、二―ルセダカ等の曲を日本人ミュージシャンが日本語で歌ってヒットした。パステルカラーのワーク感覚のジャケットと派手なウエスタンシャツやオープンシャツやボーリングシャツにマンボズボン。女はラッカサンのように広がったサーキュラースカート。そうしたロカビリー・ファッションがブームを引き起こした。そんな中で大阪のツッパリ族たちは、アメリカのロカビリー・スタイルをわざとルーズに崩して着こなしていた,uggブーツ。そうした連中のことを、６０年代になってから「ヤンキー」と呼ぶようになったそうだ。
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